人 の 輪
 「世間は狭い」とは宇宙物理学者の池内了氏の言葉であるアメリカの学者が、ランダムに選んだ二人の人物をつなぐためには、    何人の知り合いが必要かと調査した。 この調査では、全部で42個のフォルダーが特定した写真の人物に届いたのだが、平均するとたった 5.5人の友達しか転送されていなかった。    2億8千万人もの人口のアメリカでの話しだけれども、たった六人で人の輪ができたのだ。 理論的に調べた結果、世界中の六十億をこえる他の誰とでも、平均して六人を介してつながることが証明された。    一人一人は小さな世界でしか生きていないけれど、人はネットワークを通じてつながっている。世間は狭い。
 多くの杉並三田会々員は各人の終業後(定年後)加入されたが、 これまでの人生はクラスの友人・会社の同僚や    取引先の人脈等により交友関係が構成されていたと思う。 しかし、名刺の肩書が無くなった今  「no busi-ness no address no phone no money」    これは私が90歳を越えたときこの文字を名刺の四隅にちりばめて世界一周の船旅でもしたいと夢みている)    の心境ではないかと思う。
 各人は今そのバイタリテイをもって、地域社会や各種ボランテイア活動に精力をつぎ込む一方、    趣味や自己研鑽に励んでおられるのではないかと思う。その中で一番痛感していることは、    「人と人との繋がり」 と 「未知なる人との出会い」ではないだろうか。
 さいわい、杉並三田会はそのニーズにピッタリだし、取分け交友(遊)会は無目的な語らいの場がなんともユニークな会である。    これも明晰な諸先輩たちによるアイデアとその行動力で立ち上げ積み上げてきた賜物ではないかと感謝している。    いまから ここから 未知のしかし希望に溢れた人生が始まる予感がする。
2005年6月 交友(遊)会世話人 三輪 勝久


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