野鳥観察 |
大内 俊英(S41経) |
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私は野鳥の識別は野鳥図鑑を見ているだけでは難しいと感じ、平成10年に野鳥の会に入会しました。人は感動、楽しさを求めて音楽会、美術館に行き、演劇、映画を見、又旅に出るのだと思います。現在私は野鳥達との出会いの感動、楽しさを求めて野鳥観察をしております。 |
キビタキ(雄)
毎年春に高尾山(特に3号路、4号路付近)に数羽が東南アジアよりやってきます。
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野鳥観察の楽しさは、人それぞれと思いますが、私はまず野鳥達の姿の美しさだと思っています。青い小鳥(オオルリ、ルリビタキ等)赤い小鳥(ベニマシコ等)、黄色い小鳥(マヒワ等)、いろどり豊かなオシドリ、キジ等、黒と白の対比が鮮やかなミヤコドリ、ダイゼン等枚挙にいとまがありません。又春の野鳥達(オオルリ、キビタキ等)の囀りの音色、節回し、そして鋭い目をした猛禽類(オオタカ、ハヤブサ等)が翼を広げて悠然と頭上を旋回し又翼をすぼめて獲物を目指して急降下する雄姿にも魅了されます。 |
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オオルリ(雄)
毎年春に高尾山(特に4号路付近)に数羽が東南アジアよりやってきます。
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私は3年前に約40年の会社生活に終止符を打ちましたが、その際先輩から “これからが本当の人生だ。これからの過ごし方で人生の評価が定まる” と言われました。私はこの退職を機に、他の人達にもこの野鳥観察の感動、楽しさに出会ってほしいと思い、会社、学校の仲間を集い、東京近郊の高尾山、多摩川、葛西臨海公園、谷津干潟、三番瀬、秋が瀬公園等に、時には泊りがけで早朝の野鳥達の囀りのコーラスが森に響き渡る戸隠、春の渡りの時期に珍鳥が観察出来る飛島等に行き始めました。 |
ノゴマ(雄)
毎年初夏〜夏にかけて北海道では普通に観察できますが、葛西臨海公園、秋ヶ瀬公園で、4月中旬頃渡り途中のこの鳥を稀に観察できることがあります。
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私はこれからも自然を大切にし、野鳥を保護すると共に野鳥観察を広めて多くの人達が野鳥達の観察を通して感動、楽しさに出会えるように努力していきたいと思っています。 |
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カワセミ(雄)
一年中多摩川、井の頭公園等で観察することができます。
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