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杉並区内の公園の田んぼでお米を作っています
梶山 伸夫(S37商)
井の頭線浜田山駅から南東へ10分ほど歩いたところに4.3ヘクタールと区立の公園としては最大の広さの柏の宮公園があります。そのみどり豊かな公園の一番南側に、私が所属するみどりのボランティア杉並の「柏の宮公園自然の会」が管理している「冬期湛水不耕起栽培」の田んぼがあります。田んぼは全部で三面、合計で300uほどですが、区内では最大の水田だと自負しています。小学校等で小さなコンクリート水槽を使って毎年稲を育てているところもありますが、精々一坪以下、あるいはもっと小さなプラスチックの桶などを使用しているところばかりで、水田でお米を作っている農家は区内にはありません。

 通常のお米作りと環境にやさしい冬期湛水不耕起栽培のお米作りの相違点
 冬期湛水不耕起栽培のお米作り  従来からの田んぼでの稲作
 稲刈り終了後は翌年の田植まで田んぼに水をためておく、肥料は米ぬか、オカラ、農薬不使用  稲刈り後は翌春の田植の直前まで水を干しておく、化学肥料や農薬を使用
 (耕さない)耕運機は原則使用しない  耕運機を使用してたがやす

区役所みどり公園課にサポートしていただき、このようなお米作りを開園以来3年間継続
しており、今年で4年目になりました。お米の収穫量も毎年増えて昨年は74kgの美味しいコシヒカリを収穫しました。この田んぼにはトウキョウダルマガエルやドジョウ、メダカ、歓迎はいたしかねる外来種のザリガニも棲んでいて、それらを狙ってカルガモやコガモ、コサギ、カワセミなどの鳥たちもやってきます。田んぼの年中行事としては田植、稲刈り、脱穀・籾摺り、収穫感謝祭などがありますが、今年も5月10日(土)(雨天順延)には近隣の幼稚園児や小学生、その保護者に参加をしてもらい田植を行う予定です。柏の宮公園においでの折には忘れずに田んぼもご覧になってお帰り下さい。詳細は柏の宮公園自然の会のホームページ、http://kashinomiya-shizennokai.jpn.org/ をご覧下さい。
ポスターはクリックすると拡大します。

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