ローズガーデンの楽しみ
角 浩一郎(S44経)
私はガーデニングを趣味の一つとしていますが、特にバラの栽培に力を入れています。地植えが25本、鉢が10数本位です。オールドローズとイングリッシュローズが大半で、ツルバラが5本程です。無農薬(中国やインドの生薬を使用)、有機肥料のみで育てています。無農薬の効果なのか、鳥やチョウ、色々な昆虫、土中にはミミズが増えました。
オールドローズとイングリッシュローズの特徴は香りが高く強靭で、花色はパステルカラーのものが多いです。ただし切り花にするとお店のバラのように長持ちしないのが残念です。花の名前にはそれぞれ由来があり楽しめます。シーズンは5〜6月ですが、10〜11月も四季咲きバラが咲きます。シーズン時は庭にバラの香りが漂い充実感に浸れます。カレル・チャペック著、(園芸家12ヶ月)の心境です。チャペックは「ロボット」の名付け親として有名なチェコの作家で園芸家でもあります。この本は園芸家の生態をユーモラスに記した面白い本です。
庭仕事が一番忙しいのは意外と思われるかもしれませんが冬季です。土を掘り下げ寒肥を入れます。又剪定やツルバラの誘引等があり、その時期にどれだけの仕事をしたかで翌年の花つきの良否が決まります。
晩秋にはローズヒップ(バラの実)がつきます。小さな赤い実でヒップティー等にします。ビタミンCがレモンより多いそうです。シーズンにはささやかなガーデンですがお客様をお呼びしてハーブティー(これも無農薬で栽培しています)をいただきながらバラを鑑賞してもらっています。皆様のお暇がございましたら是非お越しください。

   

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