ニュージーランド紀行
田中 康之(S32法) |
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12月初旬、ハイキング散策の会メンバーを中心とした有志の方々主催のニュージーランドの旅に妻と二人で参加した。
今回の旅は、10日間をかけNZの北島と南島を巡るものであったが、壮大な大自然に身を委ね心も体もとてもスローな心地になれた。
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果てしなく続く広大な草原地帯、のんびり群れをなす羊たち、群生するルピナスの花、目にする光景はどれをとってもまさにNZそのものであった。また明るい日差しの下でミルキーブルーに輝く数々の湖やフカ滝の豪快な姿に心を打たれた。 |
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散策の会らしく、「最も美しい散歩道」といわれるミルフォードトラックでのハイキングも楽しんだ。ブナ林の中を小鳥のさえずりや高山植物の可憐な姿に足をとめ、心ゆくまで森林浴を満喫した。 |
旅を通して一番のハイライトは、サザンアルプスの峰々の中で雪をかぶり悠然と輝くマウントクックのアオラキであった。特に日没後、我々の前に現れた雄大な姿には一同歓声を上げずにはいられなかった。
旅の間、最高齢の私のために皆さんにいろいろと気遣っていただき、改めて心温かい方々に恵まれたことを感謝している。旅路の後も楽しい情景が思い出され、参加できたことを大変幸せに思う。
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<追記>
2月22日、NZクライストチャーチを大地震が襲った。我々が車窓から見た大聖堂が大被害を受けた様子、多くのビルが崩壊する様子がテレビ画面で流れた。我々が行った美しいモナベール庭園はどのようになったのだろうか。突然の大災害で多くの命が失われたことに胸が締め付けられる思いである。被害者のご冥福を心より祈りたい。 |