杉並三田会ホームページ
杉並の風

      
                                                                                私の釣りの履歴書
                     
大西正次郎( S37年法 )
  
 魚釣りが一般的になった今日でも、趣味は釣りで年間 30回以上、東京湾や相模湾に出掛け、乗り合い船で沖に出て、魚を釣っていると言うと、殆どの人は危なくないですかと言う。 確かに風がある時はひやりとする時もあるが、船長が判断して船を出しているのだから問題はないはず。 
 今から30年前、親しいゴルフ仲間が亡くなったのを機に釣りを始めることとなった。 いろいろな趣味がある中でなぜ釣りなのかと言うと、海に親しみがあったからであろう。 
                    
 
 小学生のころ、山口県下関市にいて、夏休みにはよく近所の子供達と3kmの道を歩いて海岸に行き、 岩場で水中メガネを付け、手に水中銃(竹の棒にゴムと三叉の矛を付けたもの)を持ち、岩場に潜む小魚を突いたり、小さなサザエやニナなどを獲ったりしてお土産にしていた。 
  中学生になると、大きな船が停泊する関門海峡の岸壁に行き、タコ釣りをした。 ある日、小さなタコテンヤを投げると、缶詰の缶が上がって来て驚いた。缶の内側には小さなタコが入っており、喜んで持ち帰り、母に煮てもらったことがある。弟達とバスに乗って市内から1時間半も離れた場所で、フナ釣りを何度も行った。 
  東京の高校時代では赤坂から東雲まで自転車を走らせ、現在フジテレビがある裏の岸壁でハゼ釣りを行っていた。 
  大学時代から42歳になるまで、釣りのことはすっかり忘れていたが、釣りを再開することになった。
  42歳から49歳まで、月に1、2度ばかり、品川の先、鮫洲から船にのり、木更津、中ノ瀬、羽田沖で、キス、カレイ、メゴチ釣りに出掛けたものである。 
  49歳から52歳まで香港の海水の奇麗な島々でキスなどを釣っていた。
  52歳から62歳まで、東京、名古屋でカサゴ、カレイ、キス、スズキ、小鯛等を釣った。 東京に帰ったところ、友人が杉並三田会に沖釣り同好会があるからメンバーになったらどうかと言う。  釣りの部があるなら三田会の会員になろうということになった。  会員になるまでは月1-2回のペースであったが、私以上の釣りキチが何人かいることで、いろいろな魚釣りに参加させてもらい、現在では、アジ、アマダイ、イイダコ、イサキ、オニカサゴ、カサゴ、カツオ、カワハギ、キス、クロダイ、サバ、タチウオ等をメインとした釣りを季節毎行っている。  
 今年5月7-8日に東関東大震災後初めて沖釣り同好会の釣り大会が房総の相浜、安田丸で行われたので参加した。
 7日は船宿に10名が泊まり、豪華な魚料理をごちそうになった。  
翌早朝5時、15名で出港し、15分でイサキの釣り場に到着。
  海は南東の風が強く吹き、2.5-3mの波で船は大揺れであった。
私の座席は左舷の一番先であったのでシーソーの様に揺られたが船酔いもなく持ちこたえ、良型のイサキ(25-35cm)を22匹釣り上げた楽しい時を過ごした。 
 
      釣りの良いところはお土産があることで、美味しいお刺身、焼き魚、煮魚が食べられること。今はまだまだチャレンジ精神もあるので、釣りを続けたいと思っている。


 釣りに興味がある方は是非会にご連絡ください。  




杉並の風バックナンバー
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 わが家の宝物と心のふるさと  小泉 成利(S31経)
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 目下の老化防止法  岡本 知三(S38経)
 大河 揚子江の河口  倉岡 英雄(S37)商
 新年に思う事  久津 正行(S26経)

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