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三田会の活動と塾員の「品格」
 
平野 精士 (S31年 法)
 
 4年前に、癌にかかり大変なショックだったのですが、担当医のご指導や家族の支援はもちろんなのですが、私にとって癌と戦うには、ポジティブな心を保持することを切実に感じ取ることが出来、それには三田会の分科会に積極的に入り込んで、楽しい仲間に助けられたことが大きかった。特に「コーラス同好会・VIENTO」「気ままに歩こう会」は最適の治療分科会であった。VIENTOの先生の献身的なご指導・歩こう会の世話人のきめ細かい準備と計画・まさに上級の「品格」です。その他24の分科会の世話人も同様です。この様に塾の仲間には何とも言えない「品格」があり、これを大事にしなければ、又更に大きく育てなければ、ならないことに気づいております。今更ながら慶應を卒業でき杉並三田会に入り、この雰囲気に囲まれて、活動出来る喜びをつくずく感じている今日この頃です。更に、昨年年末にVIENTOの初代世話人谷口さんの赴任されている、マレーシアの旅行に参加させて頂き、色々と沢山の感激を味合ってきましたが、ここでも上級の「品格」に触れて帰って参りました。
 
4日目 現地三田会と稲門会のパーティーに参加したのですが現地に駐在している日本の会社のエリート達の忘年会で、ご家族の方がた150人のパーティーでした。皆お若いパーティーに我が老年一団が違和感を感じつつ紛れ込んだのですが、現地の方々の温かい歓迎に溶け込むことが出来ました。又厚かましくもコーラスの時間を15分も頂き舞台に立ち4曲も歌わせて頂きました。最後に「ふるさと」を歌ったのですが、場面を判断された谷口先生の配慮ある演出で、恥ずかしながら歌わせて頂きました。演奏が終わって席についた時、イケメンの若者が跳んできてくれて「素敵な歌を有難うございます」とあいさつを頂いたのです。そのさわやかさ,謙虚な態度、表情、語り方 に私は何と素敵な若者がこの地にいるのか、と胸を突かれました。聞くと現地三田会のメンバーで谷口さんの下で働いている塾員でした。丁度私の息子と同年代で、多分立派なご両親に育てられた「品格」ではと感激を味合った場面でした。日本に帰ってから写真をメールで送りました処返信を頂きました。ご披露します。
 
平野様
(前略)私の親父は昭和六年生まれで存命ですが 以前倒れたこともあり少し元気さがなくなっておりほぼ同い歳の平野様の張りのある元気な歌声に感動しお声掛けをさせて頂きました。(中略)マレーシアは常夏の国で親日家も多く外地にいる身としては非常に過ごしやすい国ですが、これもひとえに太平洋戦争の際の日本軍がさほどひどいことをせず寧ろ尊敬される日本軍人が多くいたからとよく耳にします。そういう先人のお陰で今があるわけですが、我々の世代でも尊敬されることは難しいかもしれませんが、国作りに少しでも役に立ち両国の架け橋に少しでも役立てばという思いを持って過ごしております。 (後略)             川本 拝       
 
 皆様このメールをどのように感じられますか?こんな優秀な若者しかも塾員が外国で活躍してくれている、日本の未来は、心配いらない前途洋々です。 と喜んでいる次第です。このように私達塾員の周りには素晴らしい「品格」が漂っていて、そこに引き込まれて仲間つくりがされ、杉並三田会が成り立っている。  その恩恵を受けて私も生きている感じで一杯です。
 




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