杉並三田会ホームページ
杉並の風
      
花見とハイキング
 田熊 利彰 (S44法)
 
 私は会社生活の後半60歳になったころから友人とトレッキングを始めた。田舎暮らしにあこがれて、退職後に畑仕事でもしながらゆっくりと過ごせる所はないものかと、場所探しの目的で山梨から長野に旅をした。その時泊まった山梨県三富村の民宿のおばさんから進められて、乾徳山に登ったのがはじめての登山であった。皇太子が2度も登った山と聞いて、軽く考え装備も不十分なまま登山に出たが鎖場もある本格的な山であった。大変なおもいをしてやっとのことで頂上までたどり着くことができたが、山頂からは360度パノラマの眺めを楽しむことができた。それ以来友人とは山仲間となり、丹沢、八が岳、白馬岳、鹿島槍、乗鞍岳などへの山行を楽しんでいる。
 会社生活が終わった2012年春に杉並三田会に入会し、入会と同時にハイキングと散策の会に入り引き続き山歩きを楽しんでいる。世話人の渡邊美穂子さんのご指導のもと、ただ頂上を極める山登りではなく、季節の花々を求めて里山を散策するのがこの会の楽しみ方である。
 
毎年12月から翌年の2月までは花見が出来ないので休みである。
その間例年2泊3日の国内旅行を楽しむ。2013年から毎年参加をしているが、食事の後の二次回が楽しい。時には軍歌あり、オペラの歌があり、学生時代に遡ったような宴会である。年をとってもこのような楽しみ方ができるのは同窓のよしみであろうか!   
 本州最北端・尻屋﨑にて  

 3月から4月になると忙しくなる。梅、桜、山桃などの花々が咲き乱れる。
先ずは3月中旬、梅を求めてのハイキング。昨年は、中央線高尾駅から小仏を往復し、途中湯の花梅林、木下沢梅林、小仏梅林、天神梅林などで梅の花を楽しみながら早春のハイキングをした。ここは一昨年2月に下見にいった所だが、その時の寒さを思い出す。       
                   秩父清雲寺のしだれ桜
 4月は桜である。
渡邊さんは人出の多い誰でも行くような場所は敬遠し、人出の少ない里山の桜の名所を探し出す。そのおかげで昨年は、秩父のしだれ桜を見ながら秩父鉄道浦山口駅から三峰口駅まで歩いた。
しだれ桜も“えどひがん”と“べにしだれ”があり、満開の時期が違う。
ハイキングの日にち設定で悩む。
  東秩父彩の国ポピー畑  
   
 昨年は更に5月のポピー、6月ベニバナイチヤクソウ、7月紫陽花、10月11月は紅葉と一年を通じて季節の花々と場所を求めてハイキン グを楽しむことができた。
 もうすぐ古希になる私にとって、花見を楽しみながらのハイキングにすっかりはまってしまい、腰痛などに悩まされながらも、体力の続く限りこの会に参加したいと思っている。  
             毛木平のベニバナイチヤクソウ 
 




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