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杉並の風
 
 ウィーンの夏
渡部 徹 (S47経)

 7月13日、2年ぶりにウイーンに到着。前回は友人夫婦と私たち夫婦4人の旅だったので、インスブルックにも足を延ばしハイキングも楽しんだ。今回は娘と孫二人に夫婦二人の5人の旅行。
 まず、市内中心にあるシュテファン寺院に足を踏み入れる。外見も内部の荘厳さも、すごい。評判のパン屋ヨーゼフで、軽く食事をした後、地下鉄でプラター公園に向かう。有名な観覧車からの景観は市内が一望でき素晴らしく、私は映画第三の男のシーンをいつも思い出す。
 今回はホテルでなく、ネットで契約したアパートメントに向かう。ここで手違いがあり、メールで通知されたパスワードで建物に入れず少しアタフタ。大家に電話し来てもらい、無事解決。娘が5年間ウイーンに留学していたので、言葉に不自由せず助かった。今回はアパートメントを利用したのだが、スペースも広く設備も整い快適だった。


 翌日はシェーンブルン宮殿に。今回は小学生の孫が一緒なので、宮殿に併設されている動物園見学も。すいていたので、パンダ、コアラやペンギンの行列を目の当たりにできた。お昼は庭園の林の中にあるラントマン(市庁舎前に本店があるレストラン)でウインナーシュニツェルやグーラツシュなどウイーン料理を,おいしく楽しんだ。午後は、買い物組と美術館組に分かれる。私は美術史美術館。展示場所の変更があり、お目当ての絵の場所をスタッフに尋ねるのが結構大変だった。大好きな「ベラスケスの少女」その他を堪能。館内にあるカフェで一休み。偶然となりのテーブルに日本人観光客がいたので情報交換。多少私の方がウイーンに詳しそうだったのでノウハウを伝え、感謝される。
 夕方スーパーに行き、乳製品や肉製品、果物が安くておいしそうなのでビックリ。興奮して買い物。滞在するアパートメントで地元の食事を味わった。

 次の日は郊外に。この日から婿が休みを取り合流。郊外のブドウ畑の丘のうえにあるカーレンベルクで景色を楽しんだ後、ブドウ畑の間をゆっくりと町に向かってハイキング。夕方はブドウ畑のふもとにあるホイリゲで娘のウイーン在住の友達二人も呼び食事会。料理もおいしく楽しいひと時となった。

 その後の日々は、来たからには外せない市庁舎をはじめとするリンク沿いの建物や、デメル、ザッハーをはじめとしたカフェ、ハプスブルク家の繁栄を感じる王宮や旧市街を堪能し、今回も楽しく帰国。
今度はいつ行こうかと思いを巡らせている。
 
 


 

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