我が家の厩舎には、約800頭の馬がひしめき合っている。
世界各国の馬もあるが、メインは日本の郷土人形の馬である。土、張子、木や竹、ワラ、紙、布、金もの、など様々な種類がある。
郷土人形は、各地域のお祭りや伝統行事などに因んだものが多く、土産品として売られているが、現在は商売にならなくなり作者が亡くなると後継者が育たずに、廃絶してしまうものが多い。
既に廃絶してしまった人形は、骨董市や民芸品店にお願いをして業者の集まりなどで入手してもらう。
現在は代表的なものは、ほぼ手に入れている。
集めた馬は写真に撮り、由緒や作者などを調べて、アルバムにしている。
現在日本の馬8冊、世界の馬2冊、絵馬3冊、馬の切手(日本3冊、世界2冊)になっている。
思い出に残る人形は、長野県中野市の「中野土人形」である。
信州中野の博物館で見て一目惚れし、作者に手紙や訪ねるなどして、漸く8年目に作ってもらうことができた。どれも素晴らしい作品である。
馬の人形を集めるきっかけははっきりしないが、元々馬に興味があり、旅行や出張時にその地のものを買い集めていた。強く意識し始めたのは、インターネットに出合ったことである。日本全国にこんなに沢山の馬の民芸品があるということが解り、これまで集めた馬はどこの産かを調べ始め、そこから意識して持っていないものを集めるようになった。
日本の民芸品は、作者やその地方によって、それぞれが個性・特徴があり見ていても飽きないものが多い。
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