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杉並の風
 
 お伊勢参り
山田 多知見 (S59 文)
 私は、文学部史学科国史学専攻(今はなんと呼ぶのか調べたら文学部人文社会学科(史学系)日本史学専攻と言うそうです。古色蒼然とした名称から随分と今風に変わったものです。)を1984年に卒業した山田多知見と申します。
 卒業30年で幹事をやった連合三田会の部会仲間で2016年から毎年一月か二月にお伊勢参りをしてます。おはらい町にある有名な和菓子屋さんの女婿が同期にいて、宿泊施設からバスの手配まですっかりそ の和菓子屋さんのお世話になってます。
 伊勢神宮は摂社末社まで合わせると125社あるそうなのですが、私たちの125期と同じ数字であることに気が付いて、それでは全部を周ろうと内宮外宮参拝だけでなく、他の参拝客がほとんど行かないような小さなお社までまわってます。周りを田圃に囲まれていたり、住宅の裏山にひっそりと佇んでいたり、神主さんも常駐していない村の鎮守様のような小さな神社でさえも式年遷宮に合わせて順番に建て替えているのには驚かされます。 
 コロナ前は多い時は40人くらいでバスを1台貸し切りにして、神社参拝だけでなくサンセットクルーズを楽しんだり、松坂では松坂牛の焼肉、志摩鳥羽では焼きガキ食べ放題や海女小屋体験、おはらい町では豆腐料理や手ごね寿司など伊勢志摩グルメを毎回満喫しました。 
 昨年は還暦記念お伊勢参りを大々的にやる予定だったのですがコロナで中止になってしまい、今年になってから一年ぶりのお伊勢参りのお誘いを受けました。人数を例年の半分に絞って、皆が無事に還暦を迎えた御礼に特別参拝をするとのこと。初回からのメンバーは経験済みですが、途中から参加の私は初体験です。色々調べるとダークスーツがいいようなので結婚式のような恰好を揃えて現地で着替えられるようにしました。スーツ上下、ワイシャツ、ネクタイ、革靴、靴下と普段の旅行では持っていかないような大荷物で新幹線に乗り込みいざ出発!
 初日はマイナーな摂社末社を10数社と外宮にお参りし、いよいよ二日目は雨の中、正装に身を包んでの特別参拝です。最初に神楽殿でご祈祷していただいてお神楽を拝観し、そのあと正宮にあがって普段は入れない垣の中に入り(だからなのか特別参拝のことを「御垣内参拝」というそうです)、背中に一般の参拝者の視線をたくさん感じながら神職の方に先導されてお参りしてきました。
 これからも毎年楽しい仲間たちとのお伊勢参りが続けられることを願いました。
 



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