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杉並の風
 
 なまくらなヨーガ瞑想法
鈴木 正幸(H25 文)
 
心身と表現されるように心と身体は一対で切り外せないもの、身体の衰えは心に無益な影響を与え易くなることが多いようだ。幸いにして、我々の身体と心は努力次第で向上させることも可能になる。

 心・身の「心」は年齢を重ねてくると穏やかになるようだが、後期高齢者の仲間入りをしても今なお未熟な私は未だに情緒は安定せず、常に己の心を意識的にコントロールするように心がけてきた、時として漠然とした不安や小さな不満が心を煩わせるが、そんな時でも静かに瞑想すれば心なしか少しは楽な気分になるものだ。
齢を重ねると動作も緩慢になりがちで、身体も硬直して来る。
生来なまけ者の私は、パホーマンスの低下を素直に受けいれて無理なことを避けつつ最近では「なまくらなヨーガと瞑想」を実践することで自身の健康を繋いで来た。

 私は、以前に佐保田鶴治ヨーガを受講していた。宗教的背景のないヨーガだったので続けていたのだが幾度かの病を潜り抜け今は通っていない、ヨーガの基本を学んでいたころは多くのポーズを行っていたが、年齢に合わせて近頃では座ってする簡易体操を一人でしている。
体操中でもいろいろ雑念が入るが、呼吸に意識を向けることで少しだが集中することができるし、簡易体操自体が瞑想でもあり情緒の安定に繋がっているようで今日まで続いてきた。
雑念を残しながらも静かに瞑想すれば心が落ち着き、更に心が安定すれば自然に己の生活習慣や食習慣に良い影響を与えているように思っている。

それでは私の健康法である日常のヨーガをご披露しよう。

簡易体操4つのポーズ
1.上体を前方に伸ばす。
2.上体を左右にねじる。
3.上体を後ろに倒す。
4.脇を開く。
ポーズは単純で簡単なものでも良いが、ゆるやかな動作を心掛けることが肝要。呼吸の仕
方では特に吐く息に意識を向けていると自然に無理な力が抜けて来るので「瞑想」に入り
易い。

「瞑想」する時間は15分位だが、時間が取れないときは5分程度でも効果は期待できる。
私にとって日常のヨーガは自然に身体を伸ばしたり曲げたりしながら呼吸を整え瞑想に繋
げる簡易体操、人生百年時代を迎え誠に先が楽しみになるが、負担の軽いなまくらなヨー
ガ瞑想で穏やかな心身を保ち、これからの人生も楽しみたいと願っている。
 
 



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