杉並三田会ホームページ
杉並の風

我が家のおもてなし
武藤 隆二郎(S42工)
定年退職した後は人との繋がりの輪を意欲的に広く取る事が有意義な老後 を過ごすのには必須であると言われている。
 私はあるきっかけで越境ではあるが杉並三田会に入会させて頂き、既に3つの分科会に参加して諸先輩達とのお付き合いを楽しませて頂いている。一方、学生、会社時代の友人、知人を時々我が家にご招待して歓談を楽しんで人の輪を広げているので、そのコースを紹介したい。
私は昨年の3月に東京都稲城市の多摩丘陵の自然が残る環境と快適なマン ションに引越をして生活を始めた。
「我が家でのおもてなし」はこのマンションと近辺の施設を利用し、最後は我が家で私の腕を振るって男の料理を楽しんで頂くコースである。
 先ず、お客様には2時頃にマンションに到着して頂き、開放感のあるロビーの受付で入れてもらったコーヒーを飲みながらマンションの購入経緯の話しや設備の話をし、その後敷地内にある1m角の家庭菜園見学を含めたマンション内のツアーの後、自宅の部屋に入り内部の間取りを紹介する。
一休みした後、タオルを持って京王よみうりランド駅近くから出ているゴンドラ に乗って遠く新宿のビル街まで見渡せる景観と眼下に広がるよみうりランドを眺めながら空中散歩を楽しむ。
 
ゴンドラからの市街地の眺め 遊園地を眺めながらの空中散歩
頂上駅で降りてから、藤山一郎の「丘を越えて」の歌の基 になっている丘にある「丘の湯」でゆっくりと温泉を楽しんで頂く。
 春には満開の桜を観ながらの露天風呂を楽しむ事が出来る。
 温まった体をそよ風に打たせ徒歩で丘を降りて行きながら、道端に埋め込んである巨人軍の有名選手の名前と手形を確認したり、関東平野に町並みを眺めつつ自宅に戻る。
帰宅後には私の腕の振るいどころである。
ベランダに出したテーブルでカナッペ3種、「はなまる マーケット」のレシピの小料理を肴に万葉の頃から歌われている「横山」に沈む夕日を鑑賞しながら冷たいビールを飲んで至福の時を過ごす。
万葉の昔から変わらず横山に沈む夕日 ホタテのカルパッチョと椎茸の明太子チーズ掛け

ほろ酔い加減になってから、部屋に入り、手巻き寿司、冬の時期には2日前から煮込んだおでん等をお出しして、友と積もる話をしていると酒の酔いも更に進み、夜も深けて行く。
今迄にご招待したお客様は一応に喜んで頂いた様であるが、今後はメインディッシュのレパートリーも増やし、時々この「おもてなし」を続けて、人の輪を広めて楽しい人生を続けて行きたいものである。




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