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杉並の風
      
愛の広がりを求めて

 小澤ナオミ (S43 文)
 

社会状況は、安部政権下で少しずつ経済が上向きになってきつつありますが、日本の家庭生活はどのような状況にあるのでしょうか。依然として核家族化は進み、一人暮らしの世帯は増加し、地域との連帯感は薄れてきています。(杉並三田会はこの点でとても良い働きをしていると思います。)
 一人住まいの老人が孤独の中で死んでいくのも後を絶ちません。恵まれない環境、孤独感や、うつ病などの症状に悩まされている人もたくさんいます。
日本ばかりではなく、世界全体を見ても、豊かな未来が描けない、きらめく希望が持てない環境なのです。この様な社会の状況は経済的な豊かでだけでは解決できないのではないでしょうか。

 戦後、戦災孤児たちを集めて、エリザベスサンダースホームを作った沢田美喜。
インドの貧しい人たちのために一生を差し出したマザーテレサ。
アフリカの人々の貧困と病気を救ったアルベルト・シュバィツワー。
これらの人たちは、ただ自らが大きな大義に向かい、自己中心の愛ではなく、さみしい思いをしている人々、孤独の思いを感じている人々、明日の命も保障されない人々のために、愛の手を差し伸べたのです。
 
 
   
私たち一人一人が、日本全体がもう少し明るい考えを持ち、希望を持っていけたら、世の中全体が少しずつでも変わっていくのではないでしょうか。

 私たちは、他者を思う愛をよりいっそう、家族、友人、子ども、老人に与えることによって、自分も愛で満たされます。
華美な贅沢、目に見えるものはなくなり失せます。しかし、愛のつながり、絆は目には見えなくても、心の思いと行動でつづきます。

 特に女性は、天から与えられた母性の愛(子供を産む産まないは関係なく)をだれでも持っています。この愛は、神の愛に一番近いと言われています。多くの女性が、子どもを産み、育てるには困難な社会、その女性たちが、すでに子を育て上げた人も、子どもがいない人もその豊かな母性なる愛を持って、育て、限りなく生み出し(愛において可能)、自らを変え、家庭を変え、夫を変え、子どもを変えていけば社会も愛に満ちた世の中へと変わっていくのではないでしょうか。それには男性の力強い愛の受け皿が必要です。
 皆様、いまここで愛に根差した営みを始めませんか。自分の一生の締めくくりも、時間をかけて考えていかれたらいいと思います。

 こうした思いを考える時、「聖フランシスコの平和の祈り」の中に私たちのこれからを考える縁(よすが)があるような気がします。
    
              平和の祈り
あなたの平和のためにわたしを役立たせてください
憎しみのあるところに愛を
争いのあるところに和解を
分裂のあるところに一致を
疑いのあるところに信頼を
誤りのあるところに真理を
絶望のあるところに希望を
闇に光を
悲しみのあるところに喜びをもたらすものとしてください
慰められるよりは 慰めることを
愛されるよりは 愛することを わたしが求めますように
与えることによって 与えられ
ゆるすことによって ゆるされ
あなたのためにいのちをささげることによって
永遠のいのちをいただくのですから

 
 
 
     




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